【PS4/Switch】Will -素晴らしき世界-【レビュー/感想】「428」などの名作ADVの雰囲気を匂わせる中国生まれのパズル×ノベルな群像劇!

どうも、社畜ゲーマー・ウユニ(@uyuni_BPgamer)です!
この記事では、PS4/Switch「Will -素晴らしき世界-」をレビューします!
Contents
「Will -素晴らしき世界-」ってどんなゲーム?
ゲーム概要
・対応機種:PlayStation 4, Nintendo Switch
・ジャンル:アドベンチャー
・開発:PLAYISM
・販売:PLAYISM
・プレイ人数:1人
※公式ホームページ
モチーフにしている(と感じた)実在の場所
香港、韓国、メキシコなど多くの国が舞台となっています。
項目別評価とレビュアーのプレイ状況
スコア別評価
その他評価ポイント
ボリューム | 少 📕📕📕⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪ 多 |
難易度 | 易 💪💪💪💪💪💪💪⚪⚪⚪ 難 (調整有) |
セクシーな表現 | 少 💋💋💋⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪ 多 |
ゴア表現 | 少 ☠☠☠☠☠☠☠⚪⚪⚪ 多 |
トロフィー難易度 | 易 🏆🏆🏆⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪ 難 |
・ボリューム:1,500円のダウンロードソフトとしては十分なボリューム。
・難易度:一部難解な謎解きも有り、ノーヒントまでトゥルーエンドにたどり着くのは難しい。
・セクシーな表現:恋愛的な描写はあり多少匂わせる表現有り。
・ゴア表現:一部ホラー描写や流血表現あり。文章表現のみだが結構ハード。
・トロフィー難易度:基本的に片っ端からルートを網羅すればプラチナが取れる設計。
レビュアーのプレイ状況
プレイしたバージョン | PS4版 ダウンロード |
プレイした時期 | 2018年11月(発売日購入) |
プレイ時間 | 10時間 |
プレイ状況 | トゥルーエンド到達。全ルート網羅。 |
トロフィー取得率 | 100%(プラチナ) |
総合評価
「Will -素晴らしき世界-」の良かった点
手紙の文章の順番を並び替えることで様変わりする物語
本作では主人公は「神様」となり、人々から願いの手紙が届けられます。
その手紙の中の文章の順番を並び替えることで因果関係を変化させ、その結果物語の終着点が変わる、という斬新なシステムです。
物語を俯瞰してパズル的に遊ぶ、というのはあの名作「428」などの影響を受けているんだろうなーと感じました。
単純に読むだけでなくて文章で遊ぶというのはゲームならではですね!
物語が進むと複数のキャラクターの間で文章を交換する流れにもなります。
全く離れた場所、別の時間軸にいる2人のキャラクターの文章を入れ替えることでそれぞれの運命が変わるというのがとても面白い!
どちらのキャラクターにどの順番でどう文章を並べるか、パターンがとても多くて様々な運命を見れます。
基本的にはじめの文章では悲惨な状態ですが、そこからどう逆転するかということに頭を悩ませます。
うまく物事が解決することもあればさらに悪くなる結末になることもあり、ネタとしか思えないオチが生まれることも笑
短期的に良い結末を選ぶことが後々の正解に繋がるとも限らないのが面白い。
全パターン試したくなる魅力があります。
「文章を並び替える」というギミックを使った謎解きパズルも一部挿入されます。
順番を片っ端から網羅しようと思うとキリがなく、かなり頭を使わないと解けません。
攻略を見ずに是非自力でたどり着いてほしいですね―
詰まった場合には一部の文章に色を付けるなどヒントを出すこともできます。
多数のキャラが登場して絡み合う群像劇
手紙を書くキャラクターは10人以上。
ストーリーを進めると、同一場面に登場する2人の別視点から物語を眺めたりできます。
片方だけが良い結果になっても話としては進まないので、両方をいい結果に導くため難度は上がります。
このゲームが面白いのは全然違う状況にいる2人のセリフを入れ替えて状況が一変することです。
学生の授業中と潜入捜査中の刑事、殺し屋に犬!?など中々カオスな組み合わせw
脈絡なく全然場違いな表現が登場することになり、とんでもない方向に話が進むことも。
「Will -素晴らしき世界-」の気になった点
結局頭を使わず総当たりになってしまう
このゲームのシステム上の課題だと思いますが、結局全ての順番を総当たり的に試すことになってしまいます。
序盤こそ文章を読み解き順番をじっくり考えようとするんですが、
用意されているエンディングパターンを網羅しようとすると片っ端からやるほうが早いという。。。
基本的に翻訳はしっかりしているんですが、流石にあらゆるパターンの並び替えに対応するのは難しいですね。
何パターンか違う組み合わせでも同じところに帰結したりと細かく考える感じではなくなりますね。
人数が多すぎて全体的なまとまりがやや弱い
10人以上のキャラクターが登場する本作。
ややネタバレ的になってしまいますが、すべてが一つの結末に帰結する、、、ということはありません。
序盤から絡んでいるグループの枠を出ないことが多いです。
手紙のやり取りで全然違う場所にいる人の文章を入れ替えたりましますがそれだけだったり。
もちろん意外な組み合わせが皆無というわけではないですが、ハードル上げすぎたかな?というところ。
スッキリと終わるキャラもいますが消化不良で終わるキャラもいたりでもう一声!という感じでしたね。
「Will -素晴らしき世界-」がオススメできる人/オススメできない人
こんな人には特におススメ。
・「文章で遊ぶ」アドベンチャーが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・暗い話が嫌いな人。
・細かいところまで整合性を求める人。
「Will -素晴らしき世界-」ファンにオススメするゲーム
428 ~封印された渋谷で~
このゲームに目が向くような人なら大体プレイしてると思いますが、文章で遊ぶ群像劇アドベンチャーの傑作!
「Will -素晴らしき世界-」レビュー、まとめ
インディーズ畑のアドベンチャーとしてはとても意欲的で、中国発という珍しい作品でしたがしっかりとした作りのゲームでした。ローカライズも徹底されていて文章的な不満はなかったです。基本的に窮地に追い込まれたところから逆転するという作りなので、何度も暗い話を見続けるのがちとしんどい。個々の話の中では面白かったけど、全体としてもう少しまとまりがあればより良いゲームになれたかなと思いました。
Comment
お、Willさっそくプレイしたんだね!参考になるよー♪わたしは、switch版買う予定が、PS4版も出るってなって決めかねてるうちにスルーしちゃってたよ…。暗い系の話からの逆転だと、わたしも暗さがネックになりそうな気はするなぁ٩(๑´0`๑)۶配信日スルーしちゃったから、プレイするのはかなり先になりそう!
元々PS4版も出る予定やったみたいやけど発売日発表タイミングだけずれてたみたいだね。
全体的な雰囲気は暗かったなぁ。
もちろん解決はしていくんだけど何度も暗い状況スタートだときついね。
まぁ10時間かからんくらいのボリュームやからちょっと時間できた時でもねじ込めるよ!