【PS4/One】ウィッチャー 3 ワイルドハント (The Witcher III: Wild Hunt)【レビュー/感想】壮大な世界で濃密なストーリーが描かれる史上最高のRPG!

どうも、社畜ゲーマーウユニ(@uyuni_BPgamer)です!
この記事では、PS4/XboxOne「ウィッチャー 3 ワイルドハント (The Witcher III: Wild Hunt)」をレビューします!
「初心者が3年で完全にゲーマーになったきっかけのゲーム」の1本です。
Contents
「ウィッチャー 3 ワイルドハント」ってどんなゲーム?
ゲーム概要
(※DLC完全収録の「ゲームオブザイヤーエディション」が2016年9月1日に発売)
・対応機種:PlayStation 4, Xbox One
・ジャンル:オープンワールド・アクションRPG
・開発:CD Projekt RED
・販売:スパイク・チュンソフト
・プレイ人数:1人
※公式ホームページ
モチーフにしている(と感じた)実在の場所
バルト三国(リトアニア・ラトビア・エストニア)をモチーフにしたらしいです。
俺も3ヶ国とも行きましたが確かに街の作りはそっくり!
上の写真は作品中最大の都市ノヴィグラドにそっくりなラトビアの首都リガ、
アイキャッチの写真はDLCエリアのトゥサンに似ているエストリアの首都タリンです!
項目別評価とレビュアーのプレイ状況
スコア別評価
その他評価ポイント
ボリューム | 少 📕📕📕📕📕📕📕📕📕📕 多 |
難易度 | 易 💪💪💪💪💪💪💪⚪⚪⚪ 難 (調整有) |
セクシーな表現 | 少 💋💋💋💋💋💋⚪⚪⚪⚪ 多 |
ゴア表現 | 少 ☠☠☠☠☠☠☠☠☠⚪ 多 |
トロフィー難易度 | 易 🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆🏆⚪ 難 |
・ボリューム:メインストーリーだけでも50時間以上掛かりそうなうえ、
サブクエストが豊富。舞台も広く寄り道要素も多彩。
・難易度:アクションとしての難易度がそれなりにあるうえ、要素が多くて把握するのが少し大変
・セクシーな表現:国内盤では制限されているものの洋ゲーっぽいベッドシーンの描写あり。
・ゴア表現:切断、欠損、出血などの表現はかなりハード。
・トロフィー難易度:最高難易度クリアトロフィーが筆頭。また収集要素系も多岐にわたり一部時限もある。
レビュアーのプレイ状況
プレイしたバージョン | PS4版(通常版)パッケージ |
プレイした時期 | 2015年5月~11月、2016年6月~8月 (発売日購入) |
プレイ時間 | 200時間 |
プレイ状況 | 難易度ノーマルで本編、DLC「無情なる心」「血塗られた美酒」クリア |
トロフィー取得率 | 本編62%、「無情なる心」30%、「血塗られた美酒」38% |
シリーズ作プレイ経験 | 本作が初プレイ |
総合評価
「ウィッチャー 3 ワイルドハント」の良かった点
探索しがいのある広大なオープンワールドマップ
本作最大の特長は広大なオープンワールドを冒険できるところです。
見渡すかぎりの大草原、鬱蒼と生い茂る森林、ジメジメとした湿地帯、広大な海原に囲まれた島々、こぢんまりとした村や全容を把握することが困難なほどの大都市など様々なロケーションを自由に冒険できます。
綺麗な景色を眺めながら愛馬・ローチとただ駆けまわるだけで楽しいです。
至る所に点在する洞窟や塔などのダンジョン、怪物の巣やならず者のアジト、隠された財宝探しなどついつい寄り道したくなるようなスポットがたくさん!
陸上だけでなく水中に潜ったりボートで航海したりもします。
昔から夢見ていた「世界を大冒険している」という感覚がこれでもかというくらい楽しめます。
所謂ファストトラベルは各地に点在するスポットから行うことができます。
作りこまれたストーリーの中での“ロールプレイ”
オープンワールドゲーム全盛期の昨今においてこの作品の評価を大きく高めているのは濃密に作りこまれたストーリーです。
海外産のRPGといえばキャラメイクした主人公による薄味な物語というイメージが強いかもしれません。
しかし本作は固定の主人公を操作して周りのキャラクターとコミュニケートしながらストーリーが進んでいくいわゆる「JRPGの文法」に近い形で描かれているので、日本のRPGが好きな人にもオススメできます。
非常に多くのキャラクターが登場しますが、ゲラルトの友人が書いたとされる「人物紹介」でほぼすべてのキャラクターについて詳細に描写されています。
さらにストーリーの進行に伴ってどんどん更新されていくので「ん?今のどういうこと??」ってなったときにいつでも振り返ることができます。
本作の特長としてはインタラクティブなストーリー性です。
ストーリーを進めていく中で豊富な選択肢に遭遇しますが、その選択によって物語は大小様々な分岐をします。
正義と悪がはっきり分かれておらず、決して“勧善懲悪”ではないストーリーなんですが、その中で「自分なりのゲラルト」として物語を進めていくことができます。
自分の選択によって誰かが死んだり誰かと結ばれたり…。
月並みな表現にはなりますが誰もが異なる物語を描けるので感情移入しやすいです。
エンディングもしっかり複数パターン用意されています。
充実したサブクエスト
本作は非常にボリューム満点な作品ですが、その要因となるのは膨大なサブクエスト群です。
“お使い感”あふれるものは殆ど無く、大半はついつい追いかけたくなるようなストーリーを伴ったクエストです。
プレイしていて特に楽しかったものはストーリーの主要キャラクターが関連したサイドクエストです。
本編中で描ききれなかったキャラクターの側面が深掘りされます。
展開次第ではラブロマンスに発展することも…笑
サイドクエストの結果により関わったキャラクターが本編に再登場し助けてくれる、といった嬉しい要素もあったりします。
奥深い戦闘と豊富な育成要素・収集要素
本作はRPGということで、モンスター(や人)とのバトルにたくさん遭遇します。
基本は剣による物理攻撃と“印”と呼ばれる魔法を駆使したアクションバトルになりますが、弓矢や爆弾など特殊な武器も用意されています。
ノーマル以上の難易度ではゴリ押しが通用しづらく、ヒット&アウェイを駆使した歯応えのあるバトルが楽しめます。
また、RPGに欠かせないキャラクターの育成要素も充実しています。
基本は本編シナリオ進行、サブエストクリアによって得られる経験値によるレベルアップとなりますが、スキルポイントによる使える魔法の強化や攻撃力アップなどができます。
特定の素材を集めて “オイル”と呼ばれる特定のモンスターに対処できるアイテムを生成できたり、様々な追加効果を得られる“霊薬”を調合できたり、と多種多様なシステムがありやりごたえ満点。
高難易度ではこれらの要素を駆使して戦っていくことになります。
RPGには欠かせないミニゲーム
本作はストーリー進行に関係ない「ミニゲーム」もしっかり用意されています。
最も力を入れて作られているのはカードゲームの“グウェント”です。
あらゆるキャラクターと随時対戦ができ、コレクション性も高くついついのめり込んでしまいます。
また、愛馬・ローチを乗り回すレースや弓矢を使ったシューティング、拳闘のみによる大会などもサブクエストの一部として用意されています。
洋ゲー感の薄さ
本作をプレイしていてよく感じたのは所謂「洋ゲー感」の薄さです。
一つ目の要因は“細部まで徹底したローカライズ”です。
メインキャラクターのセリフは勿論のこと、行き交う人々が喋る些細な言葉も全て字幕とともに吹き替えられています。
人物紹介の膨大な文章もきちんと違和感なく翻訳されています。
また物語の雰囲気を演出する書物がストーリーやサイドクエストにも関係ないものが大量に出てきますが、細部まで余すところ無く訳されています。
二つ目の要因は“垢抜けたキャラクターデザイン”です。
海外ゲームのキャラクターデザインってバタ臭く感じ日本人にとってはあまり馴染みやすくないことが多いですが、本作は好意的に見られるんじゃないかなと思います。
何より女性キャラクターが可愛いというのが素晴らしい笑
「ウィッチャー 3 ワイルドハント」の気になった点
少しクセのある操作性
本作をプレイして初めに感じるのはややクセのある独特な操作性です。
移動していると慣性が若干強めにかかり思ったところで止めづらさを感じます。あまり大きくない段差でも転落死するため、操作に慣れが必要です。
アイテムを拾うという動作も多用しますが、前述した止まりづらさとあいまって多少ストレスを感じるかもしれません。
またカメラの挙動も少し独特に感じました。
とっつきづらさを感じた人は、ある程度プレイ感に馴染むまでは低難易度にしておいて、初めのボスを倒したら変更すると言った感じでもいいかもしれません。
やや煩雑なインターフェイス
このゲームは洋ゲーらしく要素が膨大にありますが、それを管理するメニュー画面がやや煩雑です。
幾度かのアップデートによりこれでもかなり使いやすくなりましたが、必要な要素がどこから見られるのか少しわかりづらい。メニュー画面のレスポンスもあまり良くはありません。
通貨の両替や装備品の重量などの要素は現実世界を反映しているという感覚も持たせてくれますが面倒臭さもあったのも確か。
ロード時間の長さ
オープンワールドゲームの宿命かもしれませんが、ロード時間は比較的長め。
ロードするタイミングとしてはゲームスタート時、ファストトラベル時と死亡時になります。
特に異なるマップを跨いで移動するときのロード時間は1分弱とかなり長め。
難易度も決して低いとはいえないため、死亡時のロード時間の長さにはどうしてもストレスを感じてしまいます。
「ウィッチャー 3 ワイルドハント」がオススメできる人/オススメできない人
こんな人には特におススメ。
・冒険好き。
・歯ごたえのあるゲームが好きな人。
・濃密なストーリーを体験したい人。
・豊富なやりこみ要素を好む人。
・コストパフォーマンスを重視する人。
こんな人にはおススメできない。
・時間がない人。
・残虐表現が苦手な人(Z指定のため)。
・ゲームに気軽さを求める人。
「ウィッチャー 3 ワイルドハント」ファンにオススメするゲーム
アサシンクリード オリジンズ (Assassin’s Creed: Origins)
アサシン クリード オリジンズ【CEROレーティング「Z」】 – PS4
アクションRPGとしての方向性が非常に近いです。
ウィッチャー3と比べてパルクールアクションが自在にできるところがポイント。
ホライゾン ゼロ ドーン (Horizon Zero Dawn)
【PS4】Horizon Zero Dawn Complete Edition
より戦闘面に特化したアクションRPG。
ストーリーの奥深さやサブクエストの豊富さには心躍ると思います。
「ウィッチャー 3 ワイルドハント」レビュー、まとめ
俺が1番好きなゲームなんで、とにかく語り始めると止まらなくなってしまう笑
PS4・Xbox One世代を語るときに決して外せない作品であると感じます。
ハイレベルだった2015年のゲーム・オブ・ザ・イヤーを席巻するのも納得の出来。
現世代機の初期にここまでの大作を作ったCD Projekt REDの今後に期待せずにはいられません。RPGの進化の一つの終着点として語り継がれる作品になるんじゃないかな。
濃密なゲーム体験は約束されていますので、「凄いゲームをやりたい!」と思う人は是非手にとって見てください!
Comment
ウィッチャー3積みげーなんですよね。。。なかなか出来なくて、評判いいのは知ってるんですがハマってしまわないかとw「~ファンにおすすめするゲーム」っていいですね!!ウニユさん視点でお勧めされてるんでやってみたいと思ってしまいます
>ふうまこたろうさん
ボリューム物凄いんで始めるのに気合要るのはわかる気がします笑
ぜひハマっちゃってください!w
「~ファンにおすすめするゲーム」はレビューが増えていくと真価を発揮してくれると思って考えました!
…ちなみに「ウニユ」じゃなくて「ウユニ」ですw
このゲーム気になっていたんですよ~ロード時間が少し気になりますがウユニさんのレビューを読む限りプラス要素の方が強いので買ってみます!
>アニマさん
ロード時間は少し長かったですねぇ。
アプデでどんどんプレイしやすくなったんで今やるとかなりプレイしやすいと思います!
面白いのはわかってるのに、途中で積んじゃってるゲームのひとつどこかで再開したいんですけどねぇレビューは概ね同意ですねアクション面に若干の単調さを感じるところはあるものの、世界観やストーリーで引っ張っていける面白さですね
>タロンさん
このゲームは物量多いがゆえに積んじゃう危険も高いですよね笑
アクション面は確かにまだまだ面白くできる余地が残っているかなと思います。
世界観やストーリーをここまで作り込んだソフトは他にまだ出会えてないですね。