【PS4(PSVR)】ライアン・マークス:リベンジミッション【レビュー/感想】VR黎明期のFPSとして理想的なジェットコースター体験だがコントローラの進化に期待したくなる作品

どうも、社畜ゲーマー・ウユニ(@uyuni_BPgamer)です!
この記事では、PS4(PSVR)「ライアン・マークス:リベンジミッション」をレビューします!
Contents
「ライアン・マークス:リベンジミッション」ってどんなゲーム?
ゲーム概要
・対応機種:PlayStation 4 (PlayStation VR専用)
・ジャンル:VRシューティングアクション
・開発:ロンドンスタジオ(SIE)
・販売:ソニー・インタラクティブ・エンターテイメント
・プレイ人数:1人
※公式ホームページ
■没入感のある物語 厚みのある物語と、丁寧に練られた構想の脚本、細かく背景設定されたキャラクターたちが織り成す『ライアン・マークス リベンジミッション』はアクション映画さながらの質の高いゲームとなっています。ハリウッドのストーリー&ドラマのコンサルタントの協力を得て、説得力のある物語と脚本を仕上げました。話が展開するにつれてプレイヤーが自分で会話の内容を選択する場面も出てきます。
■象徴的な舞台:現代のロンドン ロンドンの街はきらびやかな世界であると同時に泥臭い現実の姿が織り交ざっています。この相反する2つのテーマが『ライアン・マークス リベンジミッション』では重要な要素となります。 Amazon商品ページより
モチーフにしている(と感じた)実在の場所
イギリスの首都ロンドン!
まぁロンドンだと明らかにわかるシーンは「テムズ川」が出てくる場面くらいでしたがw
項目別評価とレビュアーのプレイ状況
スコア別評価
・熱中度:次々ロケーションが切り替わる派手な展開へののめり込み度はヤバい!
・オリジナリティ:まだまだ黎明期のVRだけあって見せ方だけとっても斬新になる。
・快適さ・分かりやすさ:VR酔い対策などの配慮はされているが、PSmoveの操作性には難あり。
・サウンド:特に主張が激しいわけでないが展開を盛り上げる働きはしている。
・グラフィック:PSVRの解像度的には限界かな。没入感十分だけどフォトリアルのほうがどうしても粗が見えるね。
・ストーリー:B級映画的な「細けぇことはいいんだよ!」的ではあるがアクションものとしては上出来。
その他評価ポイント
ボリューム | 少 📕⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪ 多 |
難易度 | 易 💪💪💪💪⚪⚪⚪⚪⚪⚪ 難 (調整有) |
セクシーな表現 | 少 💋💋⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪ 多 |
ゴア表現 | 少 ☠☠☠☠⚪⚪⚪⚪⚪⚪ 多 |
トロフィー難易度 | 易 🏆🏆🏆🏆🏆⚪⚪⚪⚪⚪ 難 |
・ボリューム:VRゲーにありがちな低ボリューム。充実感はあるけど流石にちと短いかな。
・難易度:FPSとしては簡単だけど操作性の悪さが敵。
・セクシーな表現:非常に薄い。
・ゴア表現:普通のシューターレベルの出血はあるが、欠損表現などはまるでなし。
・トロフィー難易度:短い周回の中で隅々まで探索する必要あり。
レビュアーのプレイ状況
プレイしたバージョン | パッケージ版 PSmove2本持ち |
プレイした時期 | 2019年5月~6月(発売日購入) |
プレイ時間 | 4時間 |
プレイ状況 | 難易度ノーマルで本編クリア。 |
トロフィー取得率 | 44% |
シリーズ作プレイ経験 | 「PlayStation VR WORLD」の「ロンドン・ハイスト」プレイ済。 |
総合評価
「ライアン・マークス:リベンジミッション」の良かった点
没入感抜群のシューター体験!
VRはまさに一人称視点でのゲーム体験が真骨頂だと思います。
FPS(ファーストパーソン・シューティング)というのはまさにそのド真ん中のジャンルで相性抜群!!
このゲームはとにかく「一人称視点で銃を撃つこと」を楽しむことに特化させた印象です。
両手にそれぞれ持つPSmoveを銃に見立てて2丁拳銃で撃ちまくるのはまさに爽快!
リロードもボタンを押すのではなく胸元のポケットから弾薬(マガジン)をつかんで銃に装填するという本格派。
ショットガンは威力が強いけど2発で弾切れになったりポンプを引く必要があったりとリアルさもあり。
個人的には両手にサブマシンガンで撃ちまくるのが爽快極まりなかったw
シューターとしてのシチュエーションも実に多彩!
定番のカバーシューターも実際に自らの頭を障害物から出し入れするからね笑
またカーチェイスシーンで車やバイクをふっとばすのも超気持ちいい!
一番気持ちよかったのはダッシュで敵を追いかけつつ周りの敵を次々撃つシーンはまさに映画の主人公!
VR酔いの主要因となる移動も本作では非常に簡素。
自由に移動するのではなくて、目的地点を移動するいわゆる「ワープ移動」。
探索するという楽しさはあまりないけどその分周囲を見回してみましょう!
様々なロケーションが登場!
いわゆる”ジェットコースター体験”を彩るのは多彩なシチュエーション!
ロンドンの街中の色んな場所を舞台にして更に体験の濃密さは増します。
プレイ開始直後からド派手なカーチェイスが展開されて即映画世界に飛び込めます!
ストーリーの中では先鋭的な芸術が展開される美術館やギラギラしたカジノなどの閉鎖空間、
また廃ビルで崩れた壁を登りながら時には片手でぶら下がりながら銃を撃つ。
高速道路でのカーチェイスにパラグライダーでの空中散歩、まさに多彩!
雰囲気作りの一環として簡単なパズル要素も盛り込まれています。
鍵穴をピッキングしたり配電盤をいじってショートさせたり。
ぶっちゃけmoveを使った小ネタではありますが、VRを通すことでの直感的操作は良い働きをしてますね。
テンポよく映画的なストーリーが展開される
没入感が最高に上がるVRを使っての「プレイする映画」体験は格別ですね!
銃を撃つゲームである以上真っ当な職業ではないですが、ドンパチやる上での舞台設定は格別ですw
主人公のライアン・マークスはギャング一家の息子であり元軍人。
父親の葬儀でロンドンに戻ったところからのギャングの抗争に巻き込まれる、というのがストーリーの冒頭。
ぶっちゃけ「B級映画」感丸出しなんですがテンポの良さは素晴らしい。
特に中盤以降の派手な展開の数々は途中でやめるタイミングをなくします!
環境破壊描写も盛りだくさんでVRだからまさに大迫力!
こればっかりはいくら映像やスクショ見ても伝わらないから是非体験してみてください!!
「ライアン・マークス:リベンジミッション」の気になった点
PSmoveの操作性の限界を感じる
VRゲーでは没入感を意識しての直感的要素重視でPSmoveがよく使われますが進化の余地ありですね。
2丁拳銃で気ままにぶっ放すのは楽しいけど、いざ照準合わせようとすると精度に難ありだと感じました。
スコープ覗いてもブレブレになるし。
特に銃を両手持ちしたときの挙動は不安定で、実態のないものを離れた両手で持った感を出すのは厳しいなあと思いました。
「Farpoint」の”シューティングコントローラ”でも良かったかもと思ったり。
あとはリロード絡みの誤爆が頻発したのも軽くストレス。
胸元で裏のTボタンを押してマガジンを掴むんですが、引き金と同じなんで認識が甘く誤射したりねw
ステルスしてるのにいきなり銃撃ってバレたりリロードにもたついて殺されたりが連発するとなんだかなぁという気になりました。
純粋な難易度じゃないところでミス続くとテンション下がりますね。
序盤見ているだけのシーンがやや多い
「プレイする映画」系のゲームはムービーのようなのに動かせるというのが売りの一つ。
ただ本作はプロローグ終了後はただ見ているシーンが多かった印象です。
まぁ視線を自由に動かしたりオブジェクトに触ったりハンドサイン出せたりはしますが。
ただただ会話が続くシーンが多かったのは少し退屈だったなぁ。
中盤以降はアクションシーンが連続するんで気になりませんでしたが、序盤のスロー展開は微妙でした。
「ライアン・マークス:リベンジミッション」がオススメできる人/オススメできない人
こんな人には特におススメ。
・VRでの革新的体験がしたい人
・濃密な映画的体験を求める人
こんな人にはおススメできない。
・ボリュームがないと不満な人
・操作性に対するストレス耐性低めな人
「ライアン・マークス:リベンジミッション」ファンにオススメするゲーム
Farpoint(ファーポイント)
FPSとしての銃の操作感はこっちに軍配!ストーリーは簡素だけどシューティングコントローラ面白いよ!
バイオハザードVII (Biohazard VII resident evil)
VRのFPSの最高峰!ホラーが平気で少しの酔い耐性があれば絶対これはやってみて!!
「ライアン・マークス:リベンジミッション」レビュー、まとめ
VRを持ってる人は「Astro Bot」に続いてマストバイと言っても良いタイトル!
ミドルプライスではあるにしてもプレイ時間は更に控えめですが、その分密度が高い体験ができます!
今作をやるとVRの黎明期ならではのワクワク感を味わえますね。
PS5になったらコントローラのさらなる進化に期待したいところですね。