【PS Vita】グノーシア(GNOSIAS)【レビュー/感想】中毒性MAX!1人で人狼ゲームに参加してループ世界を楽しむ意欲的なADV

どうも、社畜ゲーマー・ウユニ(@uyuni_BPgamer)です!
この記事では、PS Vita「グノーシア(GNOSIAS)」をレビューします!
Contents
「グノーシア(GNOSIAS)」ってどんなゲーム?
ゲーム概要
漂流する宇宙船内にて、人間を襲う未知の敵「グノーシア」に直面した乗員達は、誰が敵なのか分からない状況でこの危機を収束させるために、一つの解決策を試みる。 最も疑わしい人物から一人ずつコールドスリープさせ、船内に紛れ込んだ全てのグノーシアを活動停止させるのだ。
しかし、その人物が本当にグノーシアだったのか、あるいはスケープゴートにされた哀れな人間だったのか、知ることは難しい。最後に笑うのは人間なのか、それとも――?公式サイトより
項目別評価とレビュアーのプレイ状況
スコア別評価
・熱中度:テンポのいいゲーム展開でやめどきがなくなる
・オリジナリティ:AI相手に気軽に人狼バトルできるのは本当に斬新
・快適さ・分かりやすさ:要素の開放のペースもよく、UIも非常にわかりやすい。
・サウンド:SF展開を支える不思議なBGM。
・グラフィック:特徴的だがキャラに愛着を持てるようなデザイン。
・ストーリー:ひたすらループを続けていく中で徐々にストーリーが進んでいく展開は新しい
その他評価ポイント
ボリューム | 少 📕📕📕📕📕📕⚪⚪⚪⚪ 多 |
難易度 | 易 💪💪💪💪⚪⚪⚪⚪⚪⚪ 難 (調整無) |
セクシーな表現 | 少 💋💋💋⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪ 多 |
ゴア表現 | 少 ☠☠☠⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪ 多 |
トロフィー難易度 | 易 🏆🏆🏆🏆🏆⚪⚪⚪⚪⚪ 難 |
・ボリューム:価格比でいうととても高い。ストーリーが終わっても無限に人狼楽しめる。
・難易度:人狼未経験だと序盤はけっこう大変かも。
・セクシーな表現:女性キャラのサービスシーンが多少登場。
・ゴア表現:SF的なグロ表現がちらっと出てきます。
・トロフィー難易度:特殊な条件でクリアするのは攻略がないと少し大変。
レビュアーのプレイ状況
プレイしたバージョン | PS Vita ダウンロード版 |
プレイした時期 | 2019年6月~7月(発売日購入) |
プレイ時間 | 20時間 |
プレイ状況 | 本編クリア。プラチナ獲得。 |
トロフィー取得率 | 100% |
総合評価
「グノーシア(GNOSIAS)」の良かった点
非常にテンポよく何回も人狼ゲームが楽しめる
対人系心理戦として非常に面白い「人狼ゲーム」。
リアルで人と集まって遊ぶと非常に楽しいんですが、人数集めるのが非常にネックです。
少なくとも7,8人はいないと遊べないというのはハードル高すぎ!!w
本作はいつでも気軽に人狼ゲームを楽しめるという意欲的な作品です!
インディーズゲームだからこその尖った作品でとても楽しかったです。
まぁこのゲームやってるとリアルな人狼やりたい熱も上がってしまいますがw
人狼を知らない人に対してもチュートリアルがしっかりしています。
要素の解禁も徐々にきちんと行われ、スムーズに導入されていきます。
とても頭をつかうんですが、考え方の基本についてもキャラクターが教えてくれたり作りはしっかり。
ストーリーが進むと全体人数、グノーシア(人狼)の数、役職の有無など自由に設定して遊べます!
とにかくいろんな設定で何度も周回することが肝なゲームなんでこのあたりの快適さは素晴らしい。
”イベントサーチ”によりストーリーが進みやすい設定も探せるので非常に良く出来ています。
ステータスが強化されたあとに不利な設定でプレイするのも一興です。
本来の人狼ゲームを好きな人や「レイジングループ」が好きな人は入りやすいと思います。
本作はSF的な役職になるので以下に呼称まとめてみますね。
人狼 | グノーシア | レイジングループ |
市民 (役職なし) |
乗組員 | むらびと |
人狼 (敵役。夜に1人殺害する) |
グノーシア | おおかみ |
占い師 (任意の一人が人狼であるかを暴く) |
エンジニア | へび |
霊媒師 (前日処刑された人が 人狼であるかがわかる) |
ドクター | からす |
狩人 (任意の一人を人狼から守る) |
守護天使 | くも |
共有者 (2名いて互いが市民だとわかる) |
留守番 | さる |
狂人 (人狼に味方する市民) |
AC主義者 | むじな |
妖狐 (最後に残ると1人勝ち) |
妖狐 | × |
ゲームならではのRPGとしての面白さ
ループする世界で何度も繰り返して人狼を行うのがこのゲーム。
ゲームを一周終えるごとに経験値がもらえ、それによりステータスを上げられます!
不利な設定で勝つと大量に経験値を入手できるなどバランスも見事!
負けてしまっても少しは経験値がもらえるためドンドンゲームする価値になります。
ステータスは「カリスマ」「直感」「ロジック」「かわいげ」「演技力」「ステルス」の6つです。
これらを強化していくことで優位に勝ちやすくなるのが実感できるから凄い!
個人的には嘘を暴ける「直感」と死ににくくなる「かわいげ」「ロジック」を軸に強化するのがいいのではないかと思いました。
また、ステータスが一定の数値に達すると「スキル」を覚えられるのもゲーム的w
他のキャラクターの個性にあったようなスキルをイベントで得ることが出来ます。
議論をすすめやすくなったり、強制的に嫌いなキャラ殺せたりとやりたい放題にw
ステータスが強化されてスキルが盤石となった後半は思うように議論が進められそれも楽しいです。
キャラクターの個性を理解するとさらに深みが増す
個性豊かな14人のキャラクターと共に議論するのが楽しい。
序盤はどんなキャラなのか分からないまま巻き込まれますが、関係性が見えてくると議論の見方が変わってきます。
役職とか関係なく好感を持っていたり何かと疑われたり様々。
いきなり全員に嘘がバレてすぐコールドスリープ(人狼でいう”処刑”)になってしますキャラもいて笑えます。
発言力が強いキャラ、頭はいいけど嫌われやすいキャラなど特性を把握した上で議論を進めると更に楽しいです!
幕間に挟まれるギャグ的なイベントも見てて楽しいです。
SFものとして秀逸なストーリー
ひたすらループを繰り返していく中で物語世界の謎を追うストーリーも展開されます。
前述した”イベントサーチ”によってキャラの裏側に迫りつつ、そもそもなぜ「グノーシア」が現れたのかを探るストーリーです。
ループ物自体はよくある舞台設定ですが、メタ要素や作品の構成自体も含めた秀逸なものでした。
俺はストーリーの完全クリアまで180周くらいしましたが、徐々に明らかになっていく配分も非常に良くて寝る間を惜しんでプレイしてしまいましたw
「グノーシア(GNOSIAS)」の気になった点
序盤は運任せの要素が強い
レベルを上げてスキルを得て強化していく、というゲームなんですがその特性上序盤はやや辛いです。
ルールを把握していたとしても、初期ステータスだとそもそも生き残ることが難しく運任せです。
議論に参加してもすぐに狙われやすくなってしまいますしね。
序盤はまだ他のキャラクターの特徴もわかりませんし。
序盤はなるべく議論に参加せず、多少発言するくらいで進めるのがいいのかもしれません
実際の人狼とルールが異なる点が一部ある
人狼って本来はチーム制のゲームなんですが、ゲームである特性上本作ではあくまで個人戦です。
ということで自分が途中で殺されるかコールドスリープされるかでゲームは終了!
ここだけが実際の人狼ゲームと違って少し残念に感じた点です。
実際の人狼では「チームの勝利のためにあえて死ぬ」という選択も良くするのでね。
特に”AC主義者”で生き残った上で勝つというのはかなりの縛りプレイですw
「グノーシア(GNOSIAS)」がオススメできる人/オススメできない人
こんな人には特におススメ。
・人狼好き。
・SF好き。
こんな人にはおススメできない。
・頭を使うゲームが嫌いな人
「グノーシア(GNOSIAS)」ファンにオススメするゲーム
レイジングループ
レイジングループ/PS4/PLJM16098/D 17才以上対象
”人狼”題材のゲームとしては最高傑作!本作は「物語を読む」ということがメインになります。
「グノーシア(GNOSIAS)」レビュー、まとめ
インディーズゲームからとんでもない名作が登場しました!
なんと開発メンバーがたったの4人!凄すぎでしょw
小規模開発かつ安価というところで細かいところまで手が届かないところはありましたが、
人狼の楽しさをここまで表現できていて本当に素晴らしい。
ストーリーにもかなり見ごたえがあり、ADV好きにはオススメできますね。
人狼好きだけでなく興味がある人は今作を入り口にしてもいいのでは??